ウエブ翻訳や一般の翻訳会社はリスキーTOP写真

日本語を英語に訳する日英翻訳の手段として、ウエブ翻訳や翻訳会社(一般の翻訳会社、専門分野に強い翻訳会社)に依頼する方法がありますが、それぞれメリットとデメリットがあります。

それぞれの翻訳手段を詳しく見ていきましょう。

ウエブ翻訳を使うメリットとデメリット

Google翻訳やエキサイト翻訳など、ウエブ画面に日本語を入力してワンクリックするだけで正に一瞬で翻訳してくれます。

最大のメリットは手軽に超短時間で翻訳できるところでしょう。

一方、最大のデメリットは、その翻訳精度はまだまだ実用レベルには及ばないところです。

エキサイト翻訳を使って具体的に見てみましょう。

翻訳前の文章は「歴史・神社仏閣の日英翻訳は、是非”れきほん”にお任せください!」です。これをワンクリックで翻訳してみます。

”あっ”という間に翻訳してくれましたが、内容はどうでしょう?

・・・なんだかおかしな文章になりましたね。

試しにこの英文を逆に英日翻訳してみます。

これでは使えません。訳をする度におかしくなっていきます。

「・」(点)や「”」( ダブルクォーテーション )が入ると誤訳しやすいのと、あくまでも直訳しかできません。

仮にウエブ翻訳が実用レベルに達するようなことになれば、世界中の翻訳会社が倒産してしまいます。

大事な翻訳をウエブ翻訳でやるのは土台無理な話なのです。

それであればウエブ翻訳は全く役に立たないかと言えば、そうではありません。

シンプルで専門用語を使わない翻訳、翻訳元の文章に文法的間違いがない(日本語の場合接続詞が重要)翻訳等、ウエブ翻訳でも充分に役に立つケースがあります。

但し、翻訳された英文などに間違いが無いか確認する能力が利用する側には必要です。

一般の翻訳会社を使うメリットとデメリット

ここでいう「一般の翻訳会社」とは、翻訳全般のサービスを提供しており、尚且つ特に歴史や神社仏閣に強みを持っていない翻訳会社を指しています。

多くのケース、翻訳会社は自社の強い分野、そうでもない分野を持っています。(ホームページなどで分かります)

例えば、「医療」に強い翻訳会社、または「建築」に強い翻訳会社等々。

いずれも多くの専門用語が存在する分野ですので、それに強い会社は正しく翻訳し、また国内外においてメジャーに使われているワードを選択することができます(翻訳語は必ずしも1個対1個でなく、一つの日本語に対して複数の英単語が該当するケースは往々にしてあります)。

では、「一般の翻訳会社」が歴史的な文章の翻訳を行った場合、どのようなリスクがあるのでしょうか?

実際の失敗例を見てみましょう。

ある飛鳥時代の歴史的遺跡の説明書きにおいて間違えて翻訳されている例です。赤線部分をご覧ください。

He was the first emperor to be cremated, and his remains were buried together with his wife`s in this tumulus.」

と書いてあるのですが、元の日本語は、

「天皇としてはじめて火葬された持統天皇が(天武天皇と)合葬されている御陵である。」です。

もうお気付きかと思いますが、持統天皇は女性天皇であり、出だしの”He”および後の ”his wife” は間違いであり、”She”および ”her husband” が正解です。

「れきほん」ではこう訳します。

「 She was the first emperor or empress to be cremated, and her remains were buried together with her husband’s in this tumulus.

天皇は男性であるという思い込みからこの様な間違いが起きたものと思われます。

これが歴史に詳しい人間なら、持統天皇は先代天武天皇の皇后であり女性であることを知っており、この様な間違いは起きません。

また失敗例ではありませんが、例えば奈良にある薬師寺の伽藍の中に『食堂』という名の建物があります。日本人であれば普通に”しょくどう”と呼んでしまいますが、正しくは”じきどう”です。

歴史や神社仏閣にも多くの専門用語が存在します。

それらに精通しない人間が翻訳を行うと誤訳が発生するリスクが高くなるのです。

専門分野に強い翻訳会社を使う

ここまで読んで頂けたのであれば、歴史や神社仏閣に関係する文章を翻訳する際は、その専門分野に強い翻訳会社を使うべきであることがご理解頂けたものと思います。

「れきほん」では歴史や神社仏閣に強い翻訳者が正しく翻訳を行い必要に応じてネイティブチェックを掛けた上で納品いたします。

また翻訳サービス料も他社に負けないと自負しておりますので、是非とも相見積もりで比較してみてください。

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